思考の極端さに目を向ける

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

こないだ、100円ショップに行きましたが、言わずもがなですが、色々と便利なものが売っていたので、ゆっくりといろんなコーナーを見て、買い物をして楽しめました。

さて、今回は、「思考の極端さに目を向ける」というお話です。

つらい日々

紅葉

「つらい・・・」
そういうふうに感じることはないでしょうか。

そして、
「いつも、つらい思いになる・・・」
「毎日毎日、いつの間にかつらくなっている。」

そんな形で、つらいと感じることが多い日々となると、とても苦しいものですよね。

思考に焦点を当てる

「つらい・・・」
そのような、マイナスの感情に苦しむ。

そんなとき、自分にどんな思考があるから、その感情になるのか。

それを考えてみることは大事だといえます。

たとえば、なにか出来事があるたびに、

「自分はダメだ・・・」
「もうダメだ・・・」

そういう思考になるならば、湧き出る感情も、

「つらい・・・」
「苦しい・・・」

そういうものになりがちになるといえます。

思考に焦点を当てることで、
「こういうことを考えた結果、つらい感情になっているんだ」

そういうふうに客観的に捉えることにつながります

極端さに目を向ける

野生のうさぎ

一方で、
「何を考えているかわかった後、どうすればよいのか・・・」

そういう疑問も出てくるといえます。

そこで、思考を見つけた後には、思考の極端さに目を向けることが大事だといえます。

極端な思考が、不安などの感情を呼び起こし、つらくなっているからです。

「失敗をしたとき、自分を完全に否定してしまう・・・」
「失敗すると、もうダメだと思う・・・」

そうすると、極端さによって、つらくなっているのだといえます。

そのため、
「今、自分は、極端に考えているんだな」

そのようなワンクッションがあれば、少し落ち着くといえます。

そして、間をおいて、
「こうも考えられるのではないか」
「ああも考えられるのではないか」

そう考えてみることが大事だといえます。

別の考え方を考えてみることで、極端な思考から中間的な思考に移ることができるからです。

そうすると、
「そんなに不安になることではないな」
「ダメなところもけれど、良かったところもあるな」

そう思うことができ、つらさが和らぐといえます。

極端なものから、いわば、中間的な考え方を取ることで、心の波の上げ下げを減らすことができるからです。

つらい日々を繰り返しているとき。
苦しい感情を呼び起こす思考に目を向けてみる。

そして、その思考は極端なものではないかチェックしてみる。

そして、より緩やかな考え方を持つことで、心の苦しさを減らすことにつなげていくことが大切だといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠