こんにちは、札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠です。
あなたは、それぞれの季節ごとの楽しみはあるでしょうか。
季節ごとに、外は、異なる景色、異なる匂いとなり、また、異なるイベントがありますよね。
巡りゆく季節ですが、巡ってくるたびに、それらを楽しむことは、喜びの1つかもしれないなと感じました。
さて、今回は、「自分に優しくすることも、貢献の1つ」というお話です。
自分という「人」への貢献
![テーブルの上にある花や冊子](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
「人の役に立ちたい」
「誰かのためになりたい」
そんなふうに思って、日々を過ごされていることはないでしょうか。
一方で、その分、理想を高く持ち、がんばりすぎて、
「つらい、苦しい」
そういう状況になっている場合もあります。
他人の役に立つ。
それは大事なことです。
そのため、ついつい、自分を犠牲にしたり、我慢を選ぶ。
そして、つらく、苦しくなる。
それは、「自分という人」を苦しめているということもできます。
たしかに、「誰かのためになるならば、それでもよい。」
そのような考え方も、うなずけます。
一方で、それは、本当に、望んでいることでしょうか。
できれば、「自分も幸せに、相手も幸せに」
それが、望みといえるのではないでしょうか。
もしも、そうならば、自分に優しくする。
それは、大切なことといえます。
そして、自分に優しくするということは、「自分という人」を助けることになります。
つまり、人の役に立っている、貢献していると言えます。
できることをやることが1番
自分に優しくすると、
「できない部分が増えるのではないか。」
「他人に迷惑をかけるのではないか。」
そういう風な思いが出てくるともいえます。
たしかに、「できると思われていたことが、できなくなった。」
「自分が任せられていることは、実は、できないものだった。」
その際、一時的に、他人から迷惑がられるかもしれません。
しかし、そもそも他人も、できないことをしてほしい。
そうは思っていないはずともいえます。
できることを、やってほしい。
実は、無理ない期待をしているはずといえるかもしれません。
そういう意味では、できることだけやれば実は充分。
そうだといえます。
ただ、他人が、怒りを示したり、失望を示したりする。
そうすると、自分の心が傷つきます。
また、周囲がプレッシャーであったり、態度を強く表す傾向にある。
そうすると、その分、恐れも増えていきます。
そのため、
「できないことをできないといえない」
「できないと思われたくない」
そんな状況になるのは、当然と言えます。
そのため、自分のできることだけで充分と思いつつも、無理をしている自分を否定する必要はない。
そう思うこともまた大事と言えます。
自分に優しくも、貢献の1つ
![心が落ち着くような夕暮れの景色](https://cocorono-hane-jp.exactdn.com/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif?strip=all&lossy=1&w=1140&ssl=1)
自分に優しくすること。
それは、自分のできることというのが、実は思ったより少ない。
そうした現実を受け止めることにも繋がっていくものです。
優しくするというのは、
無理をしない。
自分を今のままで認める。
それにより、自分が実際にできていることの量に自然と気づくからです。
そのため、優しくというのは、実は、自分の現実を受け止めねばならず、心に負担のかかるものといえるかもしれません。
ただ、そういうつらさはあるものの、自分に優しくすることで、自分のできることというのを無理せずに行える。
そうした毎日は、自分の心を安定させ、それだけで、自分という人に対しての貢献となります。
また、心に余裕ができると、自分の特徴をできるだけ活かそうと思えてきます。
つまり、実は、自分のできることというのは、意外にたくさんある。
それを見つけ直すことにも繋がります。
そして、自分の特徴を活かすことは、それだけ他人に貢献できることにも繋がります。
「他人のために」
その思いは、素晴らしいことといえます。
ただ、その思いにより、つらさ、苦しさが続く場合は、
「自分も、人であり、自分に優しくするということは、人に貢献することだ」
そのように考えて、
「できることだけ無理せずに行う、それで良しとする」
そうすることで、心が楽になっていくことにつながるといえます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠