自分に優しくすることも、貢献の1つ

こんにちは、札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠です。

あなたは、それぞれの季節ごとの楽しみはあるでしょうか。
季節ごとに、外は、異なる景色、異なる匂いとなり、また、異なるイベントがありますよね。
巡りゆく季節ですが、巡ってくるたびに、それらを楽しむことは、喜びの1つかもしれないなと感じました。

さて、今回は、「自分に優しくすることも、貢献の1つ」というお話です。

自分という「人」への貢献

テーブルの上にある花や冊子

「人の役に立ちたい」
「誰かのためになりたい」

そんなふうに思って、日々を過ごされていることはないでしょうか。

一方で、その分、理想を高く持ち、がんばりすぎて、
「つらい、苦しい」
そういう状況になっている場合もあります。

他人の役に立つ。
それは大事なことです。

そのため、ついつい、自分を犠牲にしたり、我慢を選ぶ。
そして、つらく、苦しくなる。

それは、「自分という人」を苦しめているということもできます。

たしかに、「誰かのためになるならば、それでもよい。」
そのような考え方も、うなずけます。

一方で、それは、本当に、望んでいることでしょうか。

できれば、「自分も幸せに、相手も幸せに
それが、望みといえるのではないでしょうか。

もしも、そうならば、自分に優しくする。
それは、大切なことといえます。

そして、自分に優しくするということは、「自分という人」を助けることになります
つまり、人の役に立っている、貢献していると言えます。

できることをやることが1番

自分に優しくすると、
「できない部分が増えるのではないか。」
「他人に迷惑をかけるのではないか。」

そういう風な思いが出てくるともいえます。

たしかに、「できると思われていたことが、できなくなった。」
「自分が任せられていることは、実は、できないものだった。」

その際、一時的に、他人から迷惑がられるかもしれません。

しかし、そもそも他人も、できないことをしてほしい。
そうは思っていないはずともいえます。

できることを、やってほしい。
実は、無理ない期待をしているはずといえるかもしれません。

そういう意味では、できることだけやれば実は充分
そうだといえます。

ただ、他人が、怒りを示したり、失望を示したりする。
そうすると、自分の心が傷つきます。

また、周囲がプレッシャーであったり、態度を強く表す傾向にある。
そうすると、その分、恐れも増えていきます。

そのため、
「できないことをできないといえない」
「できないと思われたくない」
そんな状況になるのは、当然と言えます。

そのため、自分のできることだけで充分と思いつつも、無理をしている自分を否定する必要はない。
そう思うこともまた大事
と言えます。

自分に優しくも、貢献の1つ

心が落ち着くような夕暮れの景色

自分に優しくすること。
それは、自分のできることというのが、実は思ったより少ない。

そうした現実を受け止めることにも繋がっていくものです。

優しくするというのは、
無理をしない。
自分を今のままで認める。
それにより、自分が実際にできていることの量に自然と気づくからです。

そのため、優しくというのは、実は、自分の現実を受け止めねばならず、心に負担のかかるものといえるかもしれません。

ただ、そういうつらさはあるものの、自分に優しくすることで、自分のできることというのを無理せずに行える
そうした毎日は、自分の心を安定させ、それだけで、自分という人に対しての貢献となります

また、心に余裕ができると、自分の特徴をできるだけ活かそうと思えてきます
つまり、実は、自分のできることというのは、意外にたくさんある。
それを見つけ直すことにも繋がります。
そして、自分の特徴を活かすことは、それだけ他人に貢献できることにも繋がります

「他人のために」
その思いは、素晴らしいことといえます。

ただ、その思いにより、つらさ、苦しさが続く場合は、
「自分も、人であり、自分に優しくするということは、人に貢献することだ」

そのように考えて、
「できることだけ無理せずに行う、それで良しとする」

そうすることで、心が楽になっていくことにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠