うつ病や障害…辛い体験をバネにするためには(前編)

こんにちは。札幌市にある『カウンセリングこころの羽』の岡本です。

最近、Amazon Prime Video(映画やドラマ、アニメの定額視聴サービス)に追加された『キングダム』にハマっています(照)

元々、原作(漫画)の存在は知っていたものの正直なところ「絵」が好きなタイプではなかったので食わず嫌いの状態でした…。

そんな中、最近、Amazon Prime Videoの定額で観られる作品として追加されたので「アニメなら観やすいかな…」くらいの気持ちで見始めたのですが、これが面白いんです!

主人公の「信(しん)」は、戦争孤児で身寄りがなく、引き取られた地主の家で奴隷に近いような生活をしていたところからスタートするのですが、それが様々な運命の波の中で自らの人生を掴み取っていくようなストーリー。

さらにもう一人の主人公である若き王「嬴政(えいせい)」の人生や夢も絡んできたり、多くの将軍たちの戦略や思惑が絡み合ってくるので、物語に深みが出ています。

今の日本の日常生活からはかけ離れた内容だけれど、何故だか共感したり、感動してしまう…

ここに日常生活にも活かすことができる人の心理=成功の秘訣が潜んでいるのかもしれません。

ヒーローズジャーニーという考え方

ヒーローズジャーニー
どんな物語にも読者や視聴者が共感する「ポイント」があります。

物語を作っていくうえで「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」という考え方(手法)があります。

これは、日本に限らず「ヒーローもの」と呼ばれるようなストーリーは、「ヒーローズ・ジャーニー」が土台になっていることが多くあります。

ヒーローズジャーニーとは…

  1. Calling(天命)…きっかけ、旅の理由ができる
  2. Commitment(旅の始まり)…旅、冒険が始まる
  3. Threshold(境界線)…ターニングポイントとなる出来事が起こる
  4. Guardians(メンター)…師匠、先生のような人物が現れる
  5. Demon(悪魔)…敵やライバルが現れる
  6. Transformation(変容)…大きく成長する
  7. Complete the task(課題完了)…敵やライバルを倒す(目標を達成する)
  8. Return home(故郷へ帰る)…原点へ戻る。ゴール地点に到達する

という物語の流れのことです。

どこかで聞いた(見た)ことのあるストーリーですよね?(笑)

この考え方は、神話研究の第一人者ジョセフ・キャンベルという方が発見した神話の中にあった一つの流れです。

私がこれまで好きになった漫画やアニメ作品は、ほとんどがこの流れに沿っているように感じます。
(NARUTOやワンピース、BLEACHなど、少年ジャンプに掲載されていた大好きな作品もこの流れを繰り返しながら、感動的なエンディングへ向かっているように思えるのです。)

このヒーローズジャーニーを自分自身の人生に当てはめてみるだけでも、物事のとらえ方やこれからの未来への希望など、「物の見え方」は変化してくるのかもしれませんね。

キングダムからどのような考え方を学ぶか

中国-キングダム
壮大な物語も人間一人ひとりの想いが積み重なってできているのかもしれません…。

『キングダム』(私が観ているのはアニメ版です)でもヒーローズジャーニーに沿ったストーリーが展開されていきます。

詳しい内容をご紹介してしまうとネタバレになってしまいますので、ここでは割愛しておきますが、様々な出来事や人との出会いの中で主人公の「信(しん)」は成長していきます。

この作品の舞台は、古代中国の戦国時代ですので、現代の日本において同じような人生を歩むことは限りなく少ないでしょう。

それでも、成功や失敗、歓喜や挫折の中で一歩一歩前に進んでいく主人公の姿に自分自身の心の中にある「生き方」「在り方」「価値観」への刺激を受けてしまうのです。

恐らく、同じ作品を観ていてもどの部分に共感するのかは人それぞれ異なると思いますし、それで良いのだと思います。

ここでは、私が共感や刺激を受けたポイントをご紹介させていただきます。

『キングダム』の主人公「信(しん)」は、恵まれた環境に生まれ育ったわけではありません。

それでも友と「天下の大将軍になる」という大きな夢を持ってそこに向かっていきます。

私は、現時点ではシーズン1の全話とシーズン2の序盤を視聴済みですが、この時点では「信」のサクセスストーリーという側面と同時に失敗と挫折=成長のストーリーだと感じています。

原作の単行本は、既に50冊以上が発行されていますので、ストーリーはもっと先に進んでいると思いますが、恐らく様々な出会いや別れの中で主人公はもっと成長していくのだろうと期待感を持ってしまいます。

この主人公の姿勢からうつ病や様々な障害などに苦しんでいる方や苦しんだ方の「体験をバネにするヒント」が見えてくるように感じるのです。

私が現在の心理カウンセラーという仕事に出会うきっかけは、父が「うつ病」で自殺したことでした。

更に、私自身も10代の頃から気分の浮き沈みが激しく、通院していたわけではないため「診断」こそされていませんでしたが、自宅から全く外に出られない状態になったり、仕事で与えられた責任から本気で逃げ出そうとしたこともあります。

もっと苦しい体験をしていらっしゃる方がいることも重々承知していますが、それでもそこそこ重たい体験をしてきたような気がしています。

そんな自分自身の人生を振り返ってみると全てが順風満帆だったわけではありません。

しかしながら、今現在の自分の日常生活には、とても満足しています。

正直なところ「目標を達成した」というよりも「道半ば」という段階ですので、満足という表現よりも「納得」「充実」という表現の方が的確かもしれません。

そこには、「明確な目標」を持っているか、持っていないかが重要な違いになっていると感じるのです。

次回は…

後編では、明確な目標を持つことの効果や私自身の実体験を元に「うつ病」や「うつ状態」、様々な障害などをバネにできる方法について考えていこうと思います(^^)

後編は、明日の午前中に投稿させていただこうと思いますのでお楽しみに♪

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岡本教兵