生きる基本を大事にする

こんにちは、札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野です。

あなたは、好きな景色はありますでしょうか。
私は、列車やバス、車など乗り物から見る景色が好きです。移り変わる風景を座ったまま、眺められるのが良いのかもしれません。

さて、今回は、「生きる基本を大事にする」というお話です。

生きる基本を犠牲にしがちな日々

料理を手に取る人

「評価されたい。」
「がんばらないといけない。」
「色んなことを犠牲にしなければならない」

そう思って、

「睡眠を削ってでも、がんばろう」
「食事は、どうでもいいや」

そんな形で、睡眠や食事を犠牲にしてでも、がんばっている。
そんなことはないでしょうか。

それは、たしかに、がんばっているといえます。
一方で、無理がたたって、調子が悪くなるおそれもあります。

調子が悪くなる要因として、食事や睡眠。
生きる基本をおろそかにしているということが考えられます。

食事や睡眠は、大事。
「たしかに、よく言われるけれども」
というところが、あるかもしれません。

しかし、されど、食事、されど、睡眠といえます。

いくらお金があっても、もっと稼ごうとして、空腹のまま無理をし続けては、何も意味がありません。

また、何かを無理してやり遂げたとして、また、困難、問題というのは出てきます。
そのときに、常に寝不足でがんばり続ける。
そうすると、どこかで心や体がバッテリー切れのようになる確率が高まります。

すべきことと向き合うためにも、まずは、生きる基本を大事にする

たしかに、
「今は、これが大事だ」
「これこそが人生で重要なんだ」

そのような心境になると、目の前の問題に見えるものを意地、気合で解決したくなります。

一方で、そもそも、問題に取り組み解決するために、食事睡眠を取り、しっかりと自分を整えている。
そのような状態が大事
と言えるのではないでしょうか。

また、自分の状態を整えていないと、心や視野が窮屈になりがちです。
問題が必要以上に大きくみえたり、恐ろしくなったり、複雑に見えたり

そうすると、どうすればよいのか、わからなくなります。
また、問題を解決する力もなくなっていきます。

だからこそ、生きる基本である、食事睡眠に重点をおく。
それが大事
だと言えます。

自分にとって、どれくらい必要かが大切

ソファとベッドのあるシンプルな部屋

ただ、
「あの人は、全然寝てないのに、仕事できている」
「あの人は、全然飲まず食わずで、平然とやっている」

そういうふうな周囲の人がいれば、自然と「自分も」となるかもしれません。

しかし、あの人と自分は、心も体も別々です。

ポイントは、自分にとって、睡眠はどれくらい必要か。
自分にとって、食事はどれくらい必要か

そういうことになります。

あの人にとっては、6時間で睡眠は足りるのかもしれませんが、
自分にとっては8時間、それ以上必要かもしれません。

また、そもそも、全然寝ずに元気に見えたあの人は、
将来を追ってみると、実は、突然、病に苦しむこととなっているのかもしれません。

そう考えると、目の前に見えている他人に合わせて、自分を無視する。
それを、わざわざする必要性はないともいえます。

もちろん、周りに合わせることも大事なことです。
ただ、だからといって、自分を犠牲にする必要はありません。

「自分にはこれくらい必要だ」
そう考えて、行動の指針にするのが大事だといえます。

生きる基本を大事にする

「何かが足りない、だから、がんばらないと」
「これができないとおしまいだから、無理してでもやらないと」

そのように、気合を入れても、がんばれど、がんばれど、苦しい。

そんなときには、生きる基本を大事にできているか。
食事、睡眠など、当たり前に感じるものだけれども、
そう思って、それらを、おろそかにしていないか。

そうした、生きる基本を見つめ直すことが、毎日を楽に生きる上で重要といえます。

もちろん、食事や睡眠に対して、完璧主義になる必要はありません

完璧主義になると、今がんばっていることに加えて、
「食事も睡眠もきちんとしないと」
と思ってしまい、さらに、やるべきことが増えてしまうからです。

そうでなく、
今まで、食事や睡眠を犠牲にしてまで費やしていたもの。
それがあるときに、

「一旦、食事にしよう。」
「一旦、休もう。」
そんなふうに、無理していたものを方向転換する。

そんな形で、生きる基本を大事にすることが、重要といえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠