天変地異に対する不安について

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。
新年最初のブログ投稿ですが、少し不穏なタイトルになりました。

今年は、元旦から石川県能登地方を震源とする最大震度7の大地震、1月2日には羽田空港でのJAL機と海上保安庁機との接触事故、1月3日北九州での大規模火災と秋葉原駅での殺傷事件が立て続けに起こりました。

被害に遭われた方、また関係者のみなさまには、謹んでお悔やみ、お見舞い申し上げます。
冒頭の写真は、元旦の15時頃の北海道神宮です。

少し雪が降る中、ゆっくりと初詣をして、おみくじを引いてお守りを購入し、古札を収めて。
日常的にお参りをしているのは、中央店近くにある三吉神社なので、あまり良くないことかもしれないけれど、ダメ押し?で三吉神社にもお参りに行こうかな…。

初詣で「はしご」をしたことはないのですが、なんとなくそんな気持ちになって、いつもより時間をかけて丁寧にお礼を伝えて、夕方に自宅に戻りました。

そして、元旦恒例の「格付けチェック」を見ようかなとテレビを付けると、地震、津波、家屋倒壊、火事の惨状が映し出されていました…。

◆津波てんでんこ

北海道神宮-札幌
小雪が舞う北海道神宮

前職では、数年間「防災担当」として、様々な経験をさせていただきました。
毎年、消防士さんをお呼びして「AED講習会」を開催したり、防災センターでの体験会、防災備蓄品の展示や啓もう活動、避難訓練などを主導する役割でした。

十勝地方での勤務経験もあったので、大きな地震に遭ったり、河川の氾濫による避難警報で早朝に招集会議に駆け付けたこともあります。

そのような経験もあって、引っ越しをしたら、まずは居住地の各種ハザードマップを集めて、避難所の場所や地盤の固さなどをチェックするようになりましたし、大雨が降れば、河川の水位表を確認する癖がつきました。

かつて、東日本大震災の時に救援活動をされた消防士さんから、実際にお話を聴く機会がありました。

その際に印象に残った言葉は、「津波てんでんこ」

津波が来たら、取るものも取らず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台に逃げろ、自分の命は自分で守れ。

という三陸地方で昔から言い伝えられてきた、津波からの避難の合言葉です。

◆心は苦に、体は楽に向かう

元旦夕方の三吉神社

とはいえ、元旦の地震は、家族が集まっている、いつもと違うシチュエーションで、各自てんでんばらばらに逃げることなんて、本当にできるんだろうか。
倒壊した建物の下に家族がいるはずなのに、助けられないもどかしさ。

被災地に向けて救援物資を運ぼうとしていた海保機。きっと精鋭部隊の方々だったんだろうな。
燃える飛行機とペットを預けていた乗客の方の思い。
ペットの持ち込み問題で、SNSで叩かれる芸能人の辛さ。

冬の寒い季節の災害、雪が降れば被災地の状況に思いを寄せて、苦しくなる。
こんな風に暖かい部屋で過ごしていて、いいんだろうか。

さまざまな思いが浮かんできて、三が日を終えた頃には、なんだかぐったりとしていました。

このままじゃいかん。
自分自身がおかしな方向にいっている。

◆私ができることは何だろう

東急デパートにて激写

私は、コロナ禍以降、毎朝、Facebookを通じてメッセージとヨガ動画を配信してくださっている「伊豆高原やすらぎの里」の大沢先生と全国のヨガ仲間と繋がっています。

そこで、人間というのは、心はネガティブな情報に向かっていくし、反対に、体の方は、手軽に欲を満たせるお酒や甘いものを求めたり、だらだらと過ごしたりと、楽な方向に向かっていくものだよという話を常日頃から聴いていました。

それなのに、まさしく、「心は苦に、体は楽に」向かっていたんですね。面目ない…(>_<)

そのようなときは、「心は楽に、体は苦に」と反対の動きを意識することでバランスを取っていくのです。

早速、プールに行って、「唇がむらさきになっているよ…」と言われるくらい、ハードに泳ぎこみました。

そして、フラットな気持ちで自分ができることについて考え、実践することにした小田なのでした。

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