過去と今の差に苦しむとき

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

家にいるときは、たまに、ものまねの動画を観て過ごしていますが、とても似ていて、感心してみながら、楽しんで観ています。

さて、今回は、「過去と今の差に苦しむとき」というお話です。

「昔は良かった」と思う日々

灰色と木のボード

「昔は良かったな・・・」
そう思うことはないでしょうか。

「あの頃に戻りたいな」
そんなふうに思うと、なんだかせつなくなるものですよね。

もちろん、ただ懐かしむ分には、むしろ、気分転換の1つになるといえます。

一方で、
「今が嫌だな・・・」
「これからが苦しいな・・・」

そんな思いで、今を否定する形で思い出すと、苦しい気持ちにもなってしまいますよね。

極端さに気づく

そして、そんなときは、思い出が極端なものになっているといえるかもしれません。

どういうことかというと、
「良かったと思えるものの中にも、大変だったこともある」

そういうものでありますが、
「すべてが良かった」
そのように考えがちであるということです。

もう戻れない過去について、なんでも良かったと思うと、今とのギャップに落胆してしまうかもしれません。

そのときには、
「極端に考えているな」
そう気づくだけで、ギャップを修正できるといえます。

また、
「こういう大変なところがあったけど、今はそれはないな」
「ああいうことで悩んでいたけど、今は悩んでいないな」

そうした、過去より今である方が良いことに目を向けるのも、ギャップの修正に役立つといえます。

今求めているものに目を向ける

たくさんのライム

そして、思い出が極端に良い形として思い出される場合は、今、求めているものに目を向けることが大切かもしれません。

今、足りないと思っているもの。
今、求めているもの。

それが得られないとき、思い出を極端にして思い出してしまうのかもしれません。

そうであれば、今、自分が求めているものはなにか。
そして、どうしたらそれを満たすことができるか。

今の現実に対して、どんな感情が湧いているのか。
それらに意識を向けることで、自分の気持ちと向き合うことにつながります。

そして、それが行動に繋がり、今に集中できるといえます。

良い思い出ばかりが思い出されて、かえって苦しいときは、極端さに気づくことで、そのギャップを和らげる。

そして、今、望んでいること、求めていることに目を向けてみる。
そのことで、つらさ、苦しさを減らすことにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠