相手の問題を取りに行くのを控える

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

私は、卵かけご飯をよく食べます。
シンプルで簡単で、とてもおいしいので、気に入っています。

さて、今回は、「相手の問題を取りに行くのを控える」というお話です。

いつの間にか抱え込む日々

イチョウと水滴

「なぜだかいつも悩み事がある・・・」
「いつも困っている・・・」

そんなことはないでしょうか。

「他人のことが心配になり、いつの間にか巻き込まれている・・・」
実は、そういうこともあるかもしれません。

つまり、問題をたくさん引き受けてしまい、「抱え込み」が発生しているといえます。

相手の問題を抱え込む日々

本来は、相手の問題なのに、

「自分がなんとかできるかもしれない」
「自分がこのままでは嫌だから」

そう思って、解決に向けて取り組もうとする。

しかし、いつの間にか、
「自分がその悩みの渦に入ってしまい、つらくなる。」
そんなことはないでしょうか。

そうすると、
「なんとかしようと思っているのに・・・」

そう思いながら、なぜだかつらい日々になる。

つまり、相手の問題を取りに行ってしまい、自分がつらくなる。
そういう構図になっているともいえます。

境界線を定める

新緑の葉

そんなときは、相手と自分の境界線を意識するということが大切です。

「これは、相手の問題」
そう思うことで、無自覚に巻き込まれるのを避けることができます。

よくわからないまま、無自覚に巻き込まれると、

「なんだかいつも悩みの中にいる」
そういう感覚になってしまいます。

そのため、
「これは、相手の問題だな」
そう自覚することが第一歩だといえます。

その上で、関わるか関わらないかを選択すればよいといえます。

もちろん、
「相手の困りごとをなくしてあげたい。」

その思いは、素晴らしいことといえます。

一方で、できることとできないことがあり、
できないことまで無理してやろうとすると、自分が苦しくなり、つらくなるといえます。

そのため、線引きを自覚的に行うことは重要だといえます。

つまり、自分が手助けできること、できないことの区別も大切です。

他人の問題に巻き込まれ、自分のできないことを無理してやろうとして、疲弊する。
そうすると、その他人と一緒に問題に溺れてしまうということにもなりかねません。

そのため、
「これは相手の問題」

そのように、まずは明確に線引きして自覚する。

無自覚に相手の問題を取りに行っていたのを、自覚的になってみる。
その上で、関わるか関わらないかを選択する。

そして、関わる際には、
「自分には何ができるか、今、自分にそれができる状態なのか」
それを見極めた上で、手助けするならばするということが大切であるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠