こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。
HSPに関する前回のブログでは、視覚に関して小田の工夫例をご紹介しました。
HSPについて②~光がまぶしく感じるのですが…を読んでみる→
この他にも、伊達メガネをかけて、メガネのふちを意識しつつ、「この範囲以外の情報は積極的に取りに行かない。」と境界線を決めるようにしています。
また、寝室の光を防止するため、カーテンとカーテンの間を洗濯バサミで挟んでいます。
カーテンの色と洗濯バサミの色を合わせていますが…もっと素敵な方法はないかな。
ロールカーテンより遮光カーテン派なんですよね。
「カーテンとカーテンの間の光対策」のアイデア募集します。
こういう、「小さなことからコツコツと」の西川きよし方式を実践することが、自分を大切に扱うことになり、じんわりとした幸福感に繋がっていくのではないかと思うのです。
余談ですが、旅行が趣味の私の必需品は、「耳栓」と「安全ピン」です。
耳栓は、気になる音をこまめに遮断し、安全ピンは、観光バス内のカーテンとカーテンの間を留める光対策です。
安全ピンは、化粧ポーチの内側に留めておくと、すぐに取り出せて便利ですよ。
◆電車内にて
HSP気質の方にとっては、視覚、聴覚、嗅覚、感情の情報が満載な電車内は苦手な方が多いと思います。
誰だって、満員の電車は気持ちのいいものではありませんが、それなりに間隔が空いていても「たくさんの情報がなだれ込んでくる」電車は、バスよりも苦手に感じる小田です。
旅行好きなので、バス、電車、飛行機を利用する機会が多いのですが、電車が一番情報を拾いやすい乗り物だと感じています。
あくまで私の感覚になりますが、
1 飛行機は人口密度が高いものの、前の座席との間隔が狭く、窓も小さいので前方と横との視覚情報が限られている(極力、通路側に座るようにしています)。
2 バスは、座席が前方向きが多いので、視覚情報が電車より狭く、光の照度が柔らかく感じる。
3 電車は、横向きの席が多いので、視覚、聴覚、人の感情情報、時には酔っ払いなどの危険情報が入りやすく、アンテナが立ちやすい。
1~3を読んで、「そんなこと考えてるの?」と思う方もいるかもしれませんが、別に考えていません。感じちゃうんですよね、瞬時に…。
◆自分カスタマイズで
電車内では、スマホを見る人、音楽を聴く人、本を読む人、眠る人のだいたい4パターンに分かれると思いますが、みなさんはどのように過ごしていますか。
電車内の混雑状況、行先までの時間、立っているか座っているか、座っている場合はその位置、周囲の人の状況、自分の体調により、過ごし方を自分流にカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。
HSP気質の方にとって、必要以上のものが「見えないよう」「聞こえないよう」「感じすぎてしまわないよう」こまめに情報をブロックして、自分のアンテナが「高くなり過ぎないよう」コントロールすることは、とても大切です。
アンテナが高くなりそうな予感がしたら、iPodのカナル型イヤホンを早々に耳穴に差し込んで、目的地近くまで目をつぶって過ごし、まるで音楽を聴きながら、うたた寝している人気分になるのが小田流です。
実は、音楽を流していないし、眠ってもいないんですけどね。
◆たかが秒針、されど秒針
HSP気質の方にとって、住環境を整えることは、特に重要です。
心地の良い環境でなければ、必要な充電ができず、神経の疲れが溜まっていきます。
最近、壁掛け時計を連続秒針の静かなものに変えました。
以前の時計は、秒針が大きく聞こえる日があると、「今日は、自分のアンテナが高いんだな。疲れがたまっているかもしれないな。」と感覚チェックツールとして使っていて、デザインも気に入っていたのですが、思い切って静かなものに変えたところ、とても快適に過ごせています。
聴覚が鋭い方も、全ての音が不快に感じるわけではなく、鳥のさえずり、おだやかな波音、好きなアーティストの音楽(ロックなどでも)を聴くことは心地が良いと感じ、リラックスに繋がります。
どのような音が気になって、どのような音であれば心地が良いのか、「みんな」や「他の人は」ではなく、「私は」どうしたら安心できるのか、リラックスできるのか、それに気づいて、少しずつ整えていくことから始めてみませんか。
『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実