気にしすぎの気持ちの裏側

天の川と人間

【マイナス思考の背景にあるものとは…】

こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

今回は前回の記事で反響があった“HSP”を更に深く知るために第2弾!!

“物事を否定的に受け取る考え方”に着目し、その原因などを探っていきたいと思います。

前回の記事も参考にして頂きながら、今回も是非一読してください♪

電球とマインドマップ-様々な視点
マイナス思考の原因を探ります。

幼いころのトラウマが…

まずは“トラウマ”に焦点を当てて考えていきます。
“トラウマ”とは心的外傷のことを言いますが、直接的に誰かから傷つけられた訳ではないことも、トラウマとなってしまうこともあります。

トラウマが起きる時には、心の中にマイナスの感情が多々あります。
その感情を表に出すことが出来ず、グッと抑え込むことで、トラウマは生まれます。
この現象を心理学の世界では“未完了のストレス反応”と言うことが多いです。

本来、動物として起きるはずのストレス反応が完了することなく、宙ぶらりんの状態でそのまま自分の中にある状態です。

このマイナス感情は、解消されないままでいると、その後の人生の様々な場面で顔を出し続け苦しくなります。

小さいことが気になり、いつまでも悩んでしまう思考パターンから抜け出せない理由は“トラウマ”による影響があるかもしれません。

悲しんでいる女性
幼いころのトラウマが影響していることもあります。

愛情不足でも過多でも起こる…

次に“愛着障害”に焦点を当てて考えていきたいと思います。
これはかなりの割合で抱えている人がいるとの統計があります。

“愛着障害”とは、乳幼児期に長期にわたり、両親から愛情を深める行動を絶たれることで起こる様々な心の問題と言われています。

身近な人の愛を感じることが出来ずに育つことで、自分は他人から愛される価値のない人間であると思い込むようになり、そのような自分を受け入れることも好きになることも出来ずに、自分を過小評価し、劣等感にさいなまれ、物事をマイナスに考えてしまうようになります。

また愛着障害は両親から過保護に育った場合にも見られることがあります。
この場合に起きるのは“自己の肥大”といい、親の期待を裏切らないように見せかけの自分を作り、本当の自分の気持ちには無頓着になり、従順な態度をとるようになります。

この見せかけの自己意識が自分中心の性格のゆがみを作ると言われています。
この性格のゆがみ=自己愛性パーソナリティと考えられています。

しかしこのパーソナリティは自分のことを愛しすぎていることではなく、自分を過小評価し、愛することが出来ないことから起こる心のゆがみであり、“高いプライド、低い自信”が同居している不安定な状態とも言えます。

このパーソナリティを持つ人の心の中心には“思い描いている自分”と“取り柄のない自分”が存在しています。
とりえのない自分を守るためには、外に対し見栄を張り、価値のある人間であることを見せかける必要があります。
そして承認されることに異様なほどこだわりを持っています。

逆に批判的な言葉を投げかけられた時…言われた言葉をひどくマイナスに捉えてしまい、過剰に反応してしまうという特徴があります。

ハートのチックタック
自己愛性パーソナリティで苦しまないために…

自分の背景には何がある?

これまで、気にしすぎる気持ちの背景には、3つの要因があることを説明してきました。
自分に当てはまりそうなものはあったでしょうか?

どうしたらこの気にしすぎる気持ちから抜け出せるのか…。
まずは自分の気持ちの背景には何があるのか知ることが大切であると思います。
自分の傾向を知ることは、今後自分のセルフケアを考える時に、重要です。

その後は自分を客観的にみる。これが出来るようになると、マイナスのフィルターにかかっていて見えていなかった自分の新たな姿に気づくことが出来ます。

この客観視で意識することは3つあります。
1つ目は、判断や感情抜きで自分を対象化できる人になったつもりで、自分のことを振り返ってみる時間を1日のうちに少しだけ作ってみる。
いつも当たり前にやっていたことが、実はすごいことであると気づける可能性があります。

2つ目は、自分と関わる人の視点を使って自分を見てみる。
身近な存在である親が自分をどのように受け止めていたか、どのように影響を与えていたか気づくことが大切です。
また自分の周りにいる嫌いな人物や苦手な人物を思い浮かべることも自分を理解する上では重要です。

3つ目は高いところから自分を俯瞰して考えてみる。
自分の思い当たる特徴やその日の行動を、評価や判断せずに書き出してみることや信頼している人に自分の言動について聞いてみることも方法の1つです。

そうして自分が知らない自分の姿に気づくことが出来たら、ちゃんと自分を認めてあげることが大切です。

自分を認めるためのお手伝いを『カウンセリングこころの羽』で、一緒にさせてもらえませんか?

HSPを深く理解するためにヒントは今後もブログの中に組み込んでいきたいと思いますので、次回もお楽しみに(^-^)
その前に相談したい方は是非一度お話にきてください♪

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未