HSPについて⑤~無理しすぎ?こもりすぎ?

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

やっと夏らしい天気になってきました。
今年は、まだ一度もクーラーを付けていませんが、このまま付けずに夏を過ごすことはできるのでしょうか。

今回は、HSP気質を持つ方が、無理をし過ぎていないか、または、刺激を避けるあまり、こもり過ぎていないか現状をチェックしてみたいと思います。

◆無理しているかどうかチェック

次の質問に「かなりそうだ」なら3、「状況によってそうだったり、そうでなかったりする」なら2、「ほとんどそうではない」なら1としてチェックしてみてください。

1 一週間のうち、外出する時間よりも家にいる時間のほうが長い(睡眠、着替え、入浴などの時間は除く)。
2 一週間のうち、一人で過ごす時間のほうが他の人たちと一緒にいる時間より長い。
3 肉体的、精神的、あるいは感情的に「やりすぎた」と感じたら、すぐにストップし、休んで自分に必要なことをする。
4 よく神経の高ぶりすぎや、刺激過多や、ストレスの一時的な兆候(赤面したり、心臓がどきどきしたり、呼吸が早くなったり浅くなったり、胃がきりきりしたり、手に汗をかいたり、手が震えたり、急に泣きそうになったり、パニックに陥りそうになったり)を経験する。
5 神経の高ぶりが長期的に続く兆候(苦悩、不安感、消化不良、食欲減退、不眠、睡眠不全)に悩まされる。
6 神経が高ぶりすぎるような状況であっても直面するように努力している。
7 やるのが怖いと思うことでも無理にやろうとする。
8 気が乗らなくても外出する。
9 働き過ぎだとよく人に言われる。
10 コーヒーやアルコール、薬物などをとって、適度な神経の高ぶりを保とうとする。
11 暗い劇場の中や、講義の最中でも、それほど興味が湧かなければ、眠くなる。
12 真夜中や朝早く目が覚めると、そのあともう一度眠りにつくことができない。
13 食事の時間をゆっくり取ったり、定期的に身体を動かしたりということをしない。

1~3以外のすべての質問についての数字を加算し、その合計から1~3の答えの数字の合計を引いてください。

無理をし過ぎている場合の最高値は、合計数が27となります。
20以上の場合は、世の中に出ていき過ぎることに問題があるかもしれません。
バランスがとれている場合は14、10以下の場合はこもり過ぎの問題があるかもしれません。

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ。」 エレイン・N・アーロン著

ちなみに小田は12でした。まあまあ、バランスが取れているのかなぁ。

◆バランスをとる意識が大切

アーロン博士は、HSP気質を持つ方は、「お人好しが多いので、自分を後回しにしがちか、せいぜい他の人たちと同じくらいにしか休みを取らなかったり、新しい技能を身につける時間を取らない」と述べ、自分自身の敏感さについて、積極的に勉強することを勧めています。

〇外に出過ぎている場合
十分な休みと娯楽の時間を取ることで、もっと世の中での責任を果たせることを理解する。

〇こもり過ぎの傾向にある場合
世の中から遠ざかり過ぎると、現実感や適応力をなくしてしまうので、外に出て、世の中と関わり、家に戻ってから自分の内面と世の中とを上手く結合させるようにする。
外からの刺激を避ければ避けるほど、刺激に対して弱くなるので、ストレスと共に生きる新しい方法を見つけ出す。

どれくらい世に出るか、あるいは出ないようにするかは、人によって違い、時と共に変化をするものなので、常に自分の現状を確認しながら、刺激の強度と内面の充実のバランスを取り続ける意識がHSP気質を持つ方にとっては、特に必要なことなのかもしれませんね。

◆睡眠環境を整えましょう

HSP気質を持つ方は、あらゆる種類の休息が必要で、最も重要なのは睡眠です。
寝具を肌触りの良いものにしたり、アイピローや耳栓をする、電化製品を寝室に置かないなど、意識して睡眠環境を整えるようにしましょう。

また、夜勤や変則的な就労シフトは辛く感じやすく、時差ボケの回復にもかなり時間がかかる傾向にあるので、いくつもの時差のある土地を短期間で周遊する旅行は避けた方が良いでしょう。 

音や気配、その他の刺激に敏感で、脳が覚醒しやすいので、不眠又は中途覚醒が生じやすい傾向にありますが、実際に眠らなくても、知覚的刺激の80パーセントは目から入ってくるので、目を閉じて休むだけでもかなりの休息になります。

また、HSP気質を持つ方は、ヨガ、瞑想、アロマテラピー、音楽療法、自然散策などと特に相性が良いと分析されていますので、リラックス効果や、スムーズな睡眠につなげられるよう、手軽に始められるものから試してみてはいかがでしょうか。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実