うつ病の特徴って…?~岩本の場合~

こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

今日のブログは“うつ病の特徴”に着目を当てて、考えていきたいと思います。
繰り返しになるかもしれませんが、私は以前、心療内科で“うつ病”と診断されたことがあります。

その時の症状を振り返りながら、うつ病とはどういう特徴があるのか知って頂けたらと思います。

この症状が当てはまるから必ずうつ病だということもありませんので、一つの参考程度にしてください。

悲しい女性

症状は心と体にあらわれる!?

うつ病になると、心と体の両方に症状が現れると言われています。

まず、心にあらわれる症状として、大きく3つ挙げられます。
1.気分の落ち込み
気分が深く沈み、悲しく憂鬱な気分が一日中、ほとんど毎日続く。
自分が好きであった趣味をやっても、楽しさや面白さを感じられなくなる。

2.意欲や行動力の低下
「仕事を頑張ろう」「スポーツを楽しもう」というような意欲が著しく低下。
それに伴い行動力も衰え、仕事や生活への支障が出てくる。

3.考え方のかたより
極端に悲観的になる、強い劣等感におそわれる、後ろ向きなマイナス思考に陥る、自責の念にさいなまれる等、かたよった思考に陥りがちになる。

次に体の症状について記載していきます。

一番出現しやすい症状としては、「よく眠れない」「すぐに目が覚めてしまう」等の睡眠障害、特に不眠が多いです。

その他にも疲労感、食欲の低下、頭痛や吐き気、めまい、肩こり、便秘等、様々な症状があらわれる方もいます。

うつ病はほとんどの場合、症状が心と体の両方にあらわれると言われています。

赤いハート

うつ気分とうつ病の違いって…?

誰でも嫌なことがあれば、憂鬱な気分になり、落ち込んでしまうこともあると思います。

そのようなふつうの「うつ気分」とうつ病はどこが異なるのでしょうか…?

まず、「うつ病」では耐えがたいほどの強い憂鬱感(抑うつ)が2週間以上も長く続くのが特徴です。
このため仕事や普段の生活に支障を来すことも多くなります。
何をしても楽しさやうれしさを感じなくなったら、うつ病の可能性が高くなります。

落ち込んでいても好きなことをやれば気分が回復するということであれば、うつ病ではなく、ふつうのうつ気分と判断しても良いと思います。

ここでうつ病と似ている病気に「適応障害」というものがあります。
これは、うつ病とは違い、何らかのはっきりした原因により、不安症状や抑うつが強くなる病気とされています。
そのため原因が解消されれば、症状は改善していく傾向にあります。

ただし、うつ気分が半年以上続く場合はうつ病への移行が疑われると言われています。

落ち込んでいる男性-うつ病

岩本の場合は…

最後に自分自身の症状についてお伝えしておこうと思います。

私は一番最初に出現した症状として、意欲の低下が挙げられます。
何をしても楽しくない気持ちが続き、一時期は大好きであったライブに行っても上の空の状態でした。
加えて疲労感・倦怠感が強く、少し活動しただけで、寝込んでしまうことも多かったです。

そんな中で過眠傾向が強くなり、寝ても寝ても疲れがとれない毎日が続きました。
一番ひどかった時は常に物事をマイナスに捉え、自分にイライラしたり、人に当たってしまうことも多々ありました。

母には、「よくわからないことを話していた」「話の意味が分からなかった」とも言われたことがあります。
考えがまとまらず、話をしても何も伝わっていないということもしばしば…。

最終的に私はベッドから起き上がることが出来なくなり、ほとんど寝たきりの生活に一時期なってしまいました。

早く病院に行って、主治医の先生の言う通りに仕事を休職していればと何度も思いました。

充電切れの状態になってからは回復するまで、かなりの時間を要しましたが、カウンセリングや心理学の勉強を通して、自分を見つめ直すことで、今は安定した生活を送ることが出来ています。

私の症状までいってしまうと服薬治療は必須になってしまいますが、服薬しながらカウンセリングで自分を見つめ直す時間を作ることで、回復が早まることは確かであると思います。

うつ病で悩んでいる方、家族がうつ病でどのようにサポートしたら良いかわからない方…『カウンセリングこころの羽』で一緒に一歩ずつ進んでいきませんか?

私の体験談についてもお話させていただきますので、お気軽にお話に来てください(^^)

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未