がんばりすぎを減らすために、客観の割合を高くしてみる

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

昔、ロボットコンテストを毎年見ていましたが、熱いバトルやアイデアのユニークさなどがあり、とても面白いなと思いました。
中学生の頃、小さなロボットで、ピンポン玉を運び、特定の台にのせる速さを競うのに、チームを組んで、体験させてもらったことはありますが、自分自身は、ものづくりが不得手で、ほぼ何もロボットづくりに貢献できなかったのですが(笑)、それでも楽しかった記憶があります。

さて、今回は、「がんばりすぎを減らすために、客観の割合を高くしてみる」というお話です。

がんばりすぎる日々

たくさんの筆

「もっとがんばらないと・・・」
「まだまだやらなければ・・・」

そう思うけれども、

「思うようにいかない」
「かえって何もできない」

そんなことはないでしょうか。

そして、気づかぬうちに無理をしすぎて、

「何も動けない・・・」
そんな形で、つらく、苦しい気持ちになることはないでしょうか。

ついつい、無理をしてしまうものですし、ただ、その一方で、その状況は、つらいものですよね。

主観に重きをおきすぎている

ついつい、無理をするということは、
周りからみると、明らかに無理をしていると思っても、自分の主観で考えると、

「まだまだやらなければならない・・・」

そう思ってしまうものかもしれません。

特に、無理をしているときは、当然、疲れている状態であり、いつもよりできることもできなくなってきたりするので、

「全然、やっていない・・・」
「全然進んでない・・・」

そういうふうに思って、

「もっとがんばらないと・・・」

そう思ってしまい、さらに、無理をしてしまうというループに入ってしまいがちです。

たしかに、自分の主観で判断することも大切ですが、そうすることによって、明らかに無理していて、休息を増やすことが必要なのに、

「自分はまだまだできるし、やらなければならない」

そう思って、つらくなるという弊害があることを把握することは、大切だといえます。

客観の割合を高くしてみる

キッチンカー

「では、どうすればいいのか・・・」
ということですが、それは、客観の割合を高くするということです。

客観の割合を高くすることで、より適切に自分の状態を判断でき、無理をしないということにつながります。

どういうことかというと、
主観に重きを置きすぎると、

たとえば、食欲がなくとも、睡眠が不十分でも、とにかく
「まだまだがんばらなければならない・・・!」
そういう結論になりがちです。

一方で、客観の割合を高くすると、同じ状況において、
「まだまだがんばらなければと思っているけど、食欲もないし、睡眠もうまく取れていないから、まずは、休息を増やすことが大事かな」

そんな形で、適切な判断をしやすくなります。

自分の「がんばりたい!」という主観に頼りすぎず、食欲があるか、睡眠がうまく取れているかという揺るがない指標で自分を測ることを重要視することが肝であるといえます。

そして、無理をしないでいることは、すなわち、自分らしく元気でいられることにつながり、かえって、自分がやろうとしていることに取り掛かりやすくなったりするのではないでしょうか。

もちろん、主観も大事にする必要はありますが、これまで、
「なんか、ついつい無理しやすいな」

そう感じる場合は、

「食欲とか睡眠とか普段楽しめることが楽しめているかとか、そういう客観的な基準で、今の自分がどうするべきかを判断しよう」
というように、客観の割合を高くすると、がんばりすぎを減らし、無理せず、日々を過ごすことにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠