やすらぎの里滞在記①~小田断食のススメ

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の小田です。

今月に入ってから、コロナウイルスの感染者が増加し、札幌市はステージ4相当になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

北海道は、2月から独自の緊急事態宣言を発し、いち早く自粛ムードに突入したので、「また自粛期間が始まるのか…。いつ終わるのかな。」という思いがないわけではありませんが、体温測定して、朝ヨガして、マメに手洗いと消毒をして、カサカサ予防のハンドクリームやネイルクリームを塗りこんで。

はい。たんたんと通常営業です。
今、自分ができることを、無理をせずに、たんたんと行うこと。
今、を感じて、今、を生きること。

「今」「ここ」を意識することに欠かせないマインドフルネスを私に教えてくれる場所として、今回のブログは、先月滞在した伊豆高原にあるリトリート(断食)施設「やすらぎの里」での滞在記をお送りいたします。

やすらぎの里HP→

◆今回の滞在目的は?

今回もたっぷりなでさせていただきました

「わんこをナデナデして癒やされる」「睡眠の質向上」「自分取扱説明書の更新」の3つです。
コアな?読者の方はご存知のとおり、私は、うつ病で休職した経験があります。

その中で一番長く苦しんだ症状は、「不眠」でした。
現在は、睡眠導入剤を使わずに、自力で眠っていますが、二時間たつと目が覚めてしまう中途覚醒などは後遺症的に残っているので、脳疲労を回復させて睡眠の質を向上させ、パフォーマンスを上げたい思いがありました。

そして、HSPブログでも時折ご紹介している、「自分の取扱説明書作り」については、一度作ったらおしまいではなく、その時々の自分の状態、成長次第によっては、随時更新が必要なんですよね。

北国仕様の身体にちょうど良い気候の10月に、伊豆高原の自然の中で、フラットに自分を見つめ直して、取説を更新してみたいなぁという思いが春頃から湧き上がっており、緊急事態宣言が解除された6月に予約をしました。

この「やすらぎの里」さんは、とても人気の施設で、これまでの断食指導者数はなんと8万人を超えています。日本で一番の断食施設と言ってもよいでしょう。
昨年、NHKのドキュメント72時間の取材も受け、放映されています。

なにより代表の大沢さんは、ルーティンにもなっているオンライン朝ヨガで、毎朝(一方的に)顔を合わせている先生で、私が一番最初にやすらぎ体験をしたのは、今から10年以上も前になります。

うつギフを読んでみる→
モーニングルーティンを読んでみる→

◆断食道場って、ちょっと怖くないですか?

個室Bです
お部屋はオゾン除菌済
スポンジと洗剤がなにげに嬉しかったりして

答え「全然怖くありません。」
断食「道場」でも、「宗教」施設でもありませんし、滝に打たれたり、護摩行をしたり、座禅を組むようなタイプの施設ではありません。というか、そんなタイプの施設の方が少ないか…。

施設内には天然温泉、個室風呂、岩盤浴がある他、1日1回マッサージなどの施術が付いてきます。

自由参加のプログラムもあって、日の出鑑賞、朝散歩、朝ヨガ、トレイルウォーク、気功体操、アロマ化粧品作り、ゆるゆる体操、食べる瞑想、整体ヨガ、安眠ヨガ、観光地巡りなど、盛りだくさん。

近隣にはDHCさんの日帰り温泉やタラソテラピー施設もあるし、「何をしても、何もしなくてもいい」とっておきの別荘です。

何より、施設全体に流れている「やすらぎスピリット」とホスピタリティに癒やされるのです。

「そんなに頑張らなくていいよ」「頭でっかちになってない?体からの声をちゃんと聞けてるかい?」「脱力して流れに任せていても、何とかなるよ〜」

大沢先生やわんこ先生達から、そんな言葉が聞こえてくるのです。

川のせせらぎ、湖の穏やかさ、鳥のさえずり、朝日の神々しさ、わんこの脱力感から、自然と自分の体やこころの声が聞こえてくる…。それが「やすらぎ体験」です。

うっかりすると、ついつい、力が入ったり、頑張っちゃいませんか?わかっちゃいるけど、自分一人では気づけない、気づいても止められない。

私達の親世代も、先生も、親戚のおばちゃんも、みんなみんな「頑張れ」「人に迷惑をかけるな」「多少のことは我慢しなさい」って言ってましたよね。

私達は、その言葉でずっと頑張ってきて、その頑張りスキルは十分上がりました。これからは、一緒に緩めるスキルを上げていきませんか。

◆最近、朝日をみましたか?

大川海岸からの日の出

断食は、食を断つことより、断食後に、段階を踏んで食事を取る回復食の方が難しいと言われています。

カウンセリングにも似たことが言えるなぁと思うのですが、気持ちが辛いときから「少し回復した時」の過ごし方がとても大切です。

一番辛い時期を過ごした後にしか気がつけないこと、これからはこんなふうに生きていきたいという思い。

それらは、日常にまぎれて消えていってしまうこともあります。その気づきのアウトプットと、「じゃあ、これからこんなふうに生きていきます」という決意をインプットし直していくこと。

自分一人でもできることですが、信頼できるプロと一緒なら、近道を一緒に歩いてもらえて、心強い。
そんな気持ちで、私は、時折、「やすらぎの別荘」にピットインしています。

次回の②は、実際のお食事やプログラムの内容をお届けします。

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』小田真実