マイペースでいい

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

あなたは、最近は、食事は、普段同じようなものが多いですか、それとも、違うものが多いですか。

私は、同じような毎日を過ごしていると感じるときは、普段と違うものを食べようと思うことが多く、環境の変化が大きかったりして異なる毎日を過ごしていると感じるときは、いつもと同じものを食べようと思うことが多いなと思っています。

さて、今回の話は、『マイペースでいい』というお話です。

理想のペースとならず、苦しむ毎日

紅葉に囲まれた道

「うまくいかなくて、つらい」
「周囲についていけず、苦しい」
そんなときはありませんか。

「自分が思い描く理想のペースと合わない」
そのように、理想のペースと比べて、うまくいっていないと思うと、焦りや落ち込みを感じるものですよね。

「あれくらいでないとダメだ。」
「これくらいでないとダメだ。」

そんなふうに、比較をして、無理をしようとしてしまい、疲れ切ってしまう。
考えるのに疲れすぎてしまって、何もしたくなくなってしまう

周囲のペースに合わせることが中心になりすぎている

そもそも、理想のペースでいなければならない。
それは、集団の中で生きる上で、周囲とペースを合わせる。
そういうことの大切さを学び、大事にしてきているといえます。

「遅れている者はダメ」
「速すぎるのも、それはそれでダメ」

そう思うと、
「無理をする」
「自分を抑える、我慢する」
という方向に向かってしまいます。

短期的には、良いかもしれません。
しかし、長期的にみて、その無理は続きづらいといえます。
その我慢は持ちづらいといえます。

人生を、マラソンに例えてみると、
速いランナーのペースに無理して合わせて、限界がくる。
遅いランナーのペースに我慢して合わせて、気力がなくなる。
そうといえるかもしれません。

つまり、周囲のペースに合わせることが中心になりすぎて、よりつらく、より苦しくなってしまっていると言えます。

そうでなく、いかに、自分のペースで走るか。
それが1番、大事
だといえます。

「よりたくさんのことをこなせる」
「より速くこなせる」
そういうことは周囲からの評価を受けます。

そのため、より速く走ることを目標としがちです。
いわば、亀が、うさぎ並に速く走ることばかり考えて無理をするようなものです。
それでは、体がもちません。

そうでなく、むしろ、いかに自分のペースを保てるかが大事と言えます。

マイペースは、変動する

テーブル上にある紅茶

マイペースを大事にする際、気をつけることは、マイペースは変動するということを意識することだといえます。
つまり、過去の自分のペースを今の自分のあるべきペースとしないということです。

「他人とではなく、自分と比べる」
それは、素晴らしいアイデアの1つです。

一方で、過去の自分というのも、いわば他人とも言えます。

「あの頃は、あれだけできた」
「昔の自分は、こんなにダメダメではなかった」
このように、過去の自分と比べて苦しんでしまう。

そして、過去の自分のペースが、今の自分のあるべきペースと思う。
そうすると、苦しくなります。

すでに、マイペースは変わっているはずだからです。

「あの頃の、良かった頃のペースを目指す」のではなく、
「今の自分にとって最適なペースを維持する

それが大切だといえます。

マイペースを大事にするから、周囲に合わせる余裕も生まれる

もちろん、周囲に合わせることも大事です。

ただそれは、マイペースを把握して、それを基本で生きているからこそ、
周囲のペースに合わせる余裕が初めて出てくるのではないでしょうか。

周囲のペースが中心だと、自分のペースを見失い、苦しんでしまいます。
自分のペースを見失い、余裕がなくなると、周囲のペースにも合わせづらくなります。

そのため、自分のペースを中心にすることで、余裕が生む。
その余裕により、周囲と合わせるべきところは合わせてスムーズさが生まれる。

そういった流れができてくるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠