感情の表現方法を見つける

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

学生の頃、曜日ごとに好きなテレビ番組があったので、それをその曜日の楽しみとしていました。
曜日ごとに、楽しいことがあると、嬉しいものですよね。

さて、今回は、「感情の表現方法を見つける」というお話です。

悪循環の毎日

サイコロと白と黒のボード

「怒りが止まらない・・・」
「悲しみが止まらない・・・」

感情の渦に巻き込まれていると、苦しいものですよね。

また、そうした感情をどう表現していいのかわからず、

「誰も理解してくれない・・・」
そんな風に思って落胆し、さらに、つらくなるという悪循環の毎日となっていないでしょうか。

そして、感情を抑え込んでいるうちに、感情自体もわからなくなっていき、ますますつらく苦しくなる。

そういうことはないでしょうか。

言葉やリズムに乗せて、表現する

感情をしっかり表現することは、気持ちの消化の上で、大切だといえます。

そこで、自分の感情をどう表現するのか。
それが大事になっていきます。

方法の一例としては、紙に書くことや言葉にすることで落ち着くといえます。
自分の感情を言葉にできると、安心できるからです。

紙に書く際は、思考だけではなく、感情を書くのが大事だといえます。

悲しいとか、つらいとか、怒りが湧くとかそういった感情というのを意識してみることがポイントといえます。

自分が何に対して、どんな感情をどれくらい感じているのかを書き出すというのが、「感情」を言葉にできたということになるからです。

また、歌を歌ったり、踊ったり、運動するなど、体を使うことで、発散させるというのもよいといえます。
音やリズムに乗せたり、身体を使って、自分の「感情」を表現できます。

そして、紙に書いたり、適切な場所や音量で、歌や踊り、運動をすることは、周囲に迷惑がかかるものではないといえます。

周囲に迷惑をかけると、相手の怒りをかったり、罪悪感が出て、余計、つらくなってしまう場合があります。
そういう意味では、有効な手段だといえます。

感情を表現していいという心持ちを持つ

レモネードとリラックス

そうはいっても、日々、暮らしていく中で、
「感情を表に出してはいけない」

そんな思いでいることも多いのではないでしょうか。

元々、自覚していても、自覚していなくとも、振り返ると、
日頃の自由な時間も、
「感情を抑える時間が自然と多くなっているな」

そう思った場合は、感情を抑えることが当たり前になっているといえるかもしれません。

そのため、まずは、
「感情を表現していい」

そう思うことが大事です。

「紙に気持ちを書くなんて・・・」
「音楽に合わせて歌うなんて・・・」

そう思い、
「うまくできないし、しっかりできないと、やってはいけない」
「自分の感情を表に出すのは恥ずかしいな」

そう考えるのもうなづけるといえます。

一方で、慣れることで、
「コツがつかめてきた」
「楽しくなってきた」

そういう気持ちの変化も生まれるといえます。

そのため、始めるときは、

「自分の感情を表現する練習として、やってみる」
「しっかり自分の感情を理解するために取り組む」

そう思って、できるだけハードルを低くして、取り組むのが大事だといえます。

自分の感情を把握しやすくなると、
「今、自分はこんなことを感じている」
そのように理解したり、対処しやすくなります。

そのため、表現方法を見つけて取り組むことが、日々を楽に過ごす上で大切になってくるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠