コミュニケーションを色々な側面から考えてみよう。~アサーティブな考えを持つ~

こんにちは。札幌市の中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岩本です。

今年もあと2ヵ月となりました。もうすぐ札幌は初雪が降りそうなくらい肌寒い毎日です…。
気温の変化と日照時間の短さにより、体調を崩してしまうこともありますので、皆さん無理せずに過ごしてください(^^)

今回はコミュニケーションのコツを色々な側面から、探っていきたいと思います。
少しビジネスよりの話もあるかもしれませんが、実践できるものを中心に記載していこうと思います♪

秋の長い木
コミュニケーションに焦点を当てていきます。

自己表現の3つのタイプ

アメリカの心理学者は人間関係のもち方には、大きく分けて3つのタイプがあると言っています。

1.攻撃的(アグレッシブ)
自分のことだけを考えて、他者を踏みにじるやり方。
→相手の気持ちや欲求を無視して、自分勝手な行動をとったり、自分の欲求を押し付けたりする。

2.非主張的(ノン・アサーティブ)
自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方。
→自信がなく、不安が強く、それを隠して卑屈になっていることが多い。

3.アサーティブ
自分のことをまず考えるが、他者も配慮するやり方。
→歩み寄りの精神があり、自分も相手も大切にする表現を用いる。

皆さんは普段コミュニケーションでどのようなタイプであることが多いでしょうか?
私の前職時代は、非主張的なことが多く、過度にストレスを溜めていた記憶があります。
理想的と言われているアサーティブなコミュニケーションのコツについて考えていきたいと思います。

脳や心のトレーニング-パズル
アサーティブなコミュニケーションを目指していきたいですね。

クッション話法って知ってますか?

ビジネススキルを学んでいる方は知っている方法かもしれません。
このクッション話法は3つのパターンがありますが、知っているだけでアサーティブな表現に近づくことが出来ると思います。

1.Yes But話法
まず、ポジティブな情報である相手の出来ている点、メリット、長所等を伝え、ポジティブな雰囲気を作ってから、“悪い情報”を伝える。

2.Yes And話法
更に柔らかく伝えたい場合に使う話法。プラスの情報にプラスの情報を上乗せすることで、かなりマイルドに表現することが出来ます。

3.Yes How話法
“悪い情報”を直接伝えずに、疑問文方式で、本人に考えさせるパターンです。人間の行動が変わるためには“気づき”が必要です。
この話法は部下の行動を改善させる効果の高い方法と言われています。

実際に3の方法は私自身も後輩指導に役立てていた経験があります。
気づきを促し、今後どうしていくかを考えていくことで、信頼関係を構築することも出来ます。

ビジネススキル-図式を描いている手
コミュニケーションスキルを知ることが第一歩です。

自分を表現することで…

少しビジネスよりの話になってしましましたが、ここからは自分をどのように表現していけば良いのか考えていきたいと思います。

1.喜怒哀楽を上手く伝える
私達は日々表現しても良い感情、いけない感情、表現してはいけない人を頭の中で区別しながら表現しています。
そうして我慢することでストレスが多く溜まっていきます。
自分の感情をどのように表現するか、相手に脅威や不愉快な思いをさせずに伝えられるか、そして相手の感情をどのように受け止めるかが大切です。 

2.結果や周囲を気にしすぎない
コミュニケーションで失敗を恐れていると非主張的になってしまいます。
大切なことは自己表現、自分の気持ちが適切に言えるかどうかと言われています。
伝わらないことも多くあるかもしれませんが、自分の気持ちをまずは言えたことを褒めてあげながら、コミュニケーションを続けていくことが必要です。

3.誤解やズレは当たり前と考える
恋愛で多い“価値観のズレ”。私も良く苦しめらました。
一人一人言葉への意味づけが必ずしも一緒ではありません。
同じ言葉を使っていても、相手からの受け取り方が違うことは多くあると言うことを前提としてコミュニケーションをする必要があります。
ちなみに恋愛の価値観のズレは、付き合う前、結婚前にいかにそのズレを埋めるか知ることが大切と言われています。

コミュニケーションのコツはまだまだたくさんあります。
ビジネススキルと一緒に考えることで、身に着けることが出来ます。
(ちなみに『カウンセリングこころの羽』代表の岡本さんの得意分野です。)

あなたのお悩みに合ったコミュニケーションスキルを『カウンセリングこころの羽』で一緒に見つけてみませんか?

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岩本望未