問題を分けることで、苦しさを減らす

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の杉野です。

この前、昔見ていたアニメを久々に見ましたが、面白かったです。
長く続いているものは、変わらない部分と変化した部分の両方を楽しめるのが魅力だなと思います。

さて、今回は、「問題を分けることで、苦しさを減らす」というお話です。

苦しい日々

苦しさの和らぐようなキャンドル

「つらいな・・・」
「苦しいな・・・」

そんなことはないでしょうか。

「なんだかいつも抱え込んでいる・・・」
「いつも不安でいっぱいだ・・・」

そんな風に、抱え込むものが多いのが続くと、本当に苦しいものですよね。

問題が大きくなる

「ささいなことで、落ち込んでしまう・・・」
「抱え込みやすい・・・」

そういうときには、知らず知らずに問題を大きく考えている場合があるといえます。

たとえば、他人の問題を自分のことのように思ったり。
失敗をすると、自分自身の価値自体がないもののように思ったり。

そうすると、1つの出来事だったものが、どんどんと問題が大きくなってくるような気がしてきます。

明らかに他人同士の問題だけれども、感情を動かされて、自分ごとのように思ってしまう。
ささいなことで、自分の存在自体がダメなのではないかと思ってしまう。

そう思って、抱え込んでいないかどうかチェックすることは大切であるといえます。

問題を分けることで、不安を減らす

カラフルなピアノ

「ついつい、問題に思うものを増やしているな」
そういう場合は、分けることを意識することは大切だといえます。

ついつい、他人の問題が、自分ごとになる場合は、
「これは誰の問題なのか?」

そのように自分に問いかけるのがよいといえます。

そうすることで、
「あ、これは自分とは関係のないことだったな」
「相手のことを考えすぎて、自分が立ち入りすぎていたな」

そういうふうに、切り離したり、分けることにつながるといえます。

また、ついつい、うまくいかないと、自分の価値の問題と大きく捉える場合は、

「これは、どの部分の問題なのか?」

そのように自分に問いかけることで、
「単にコミュニケーションでうまく伝わらなかった」
「仕事で求められることができていなかった」

たとえば、そのような小さな問題へと切り分けることができるといえます。

自分の限度を踏まえる

もちろん、
「なるべくたくさんの問題と向き合いたい。」
「たくさん抱え込んで、それをがんばってなんとかしたい。」

そういう気持ちもあるかもしれませんし、否定することではないといえます。

一方で、自分というのは、万能ではありません。
完璧に何かできるわけではありません。

受け止めきれる問題も、対処できる問題にも限りがあります。
限度があるからだからこそ、受け入れる問題も、しっかりと分けて、取り入れることで、抱え込みすぎを減らすことにつながります

「自分の限界はここまでだな」

そういうふうに、自分の限界を踏まえることで、気づかぬうちに無理をしすぎることを減らすことにつながるといえます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』杉野誠