コロナ疲れ…外出自粛を乗り切るオンラインの可能性

こんにちは。札幌市中央区にある『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』の岡本です。

政府からの「緊急事態宣言」も遂に全都道府県が対象になりましたね…。

人から人へ感染する『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)』だからこそ、対処方法としては人との接触を減らすための外出自粛や行動制限が中心…。

気がつくともう2ヶ月以上「コロナ」と関わっている状況に心身共に疲労を感じている方も多いのではないでしょうか。

実際に『カウンセリングこころの羽』でこれまでに数百件投稿させていただいているブログのなかでも「新型コロナウイルス感染症」に関連する記事に注目が集まっており、札幌市民に限らず日本国民全体が不安やストレスを強く感じている状態なのだと実感しています。

そして、消費者としての立場だけでなく「仕事」の面でも影響のない業界は無いのではないか…と思えるほど、様々な人たちに影響が広がっていますね…。

そこで今回は、“オンラインの可能性”について「一般消費者」として利用する側の目線と「仕事」として提供する側の目線、両方から考えてみたいと思います。

◆進むオンライン化…メリットとデメリットは…

会社で話し合い

お仕事におけるテレワーク(在宅勤務)やオンライン会議に限らず、様々なものがオンラインで提供されるようになって来ています。

企業のサービスとしてのオンライン化から個人でのオンライン飲み会などコロナ対策に伴い数年先の光景が一気に目の前に広がっているような印象さえ受けます。

メリットとしては…

本来であれば「移動時間が不要なこと」が一番のメリットだと思いますが、現状だと直接会わなくて良いことが一番のメリットと言えそうです。

飛沫感染に注意が必要な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では重要なポイントですよね。

また、自宅でも利用できるということは、家事の合間や仕事の後の空き時間なども活用できるという気軽さも魅力かもしれません。

オンラインサービスに現実の距離は関係ありませんので、日本全国どころか全世界から自分に合ったサービスを選べるというのもリアルでのサービスにはない体験です。

デメリットは…

オンラインサービスにも当然デメリットがあります。

一番のデメリットは、システムトラブルが生じたときの対処に手間取る可能性があることではないでしょうか。

例えば、オンライン会議を行った場合…重要な参加者の一人がシステム(パソコン)のトラブルが発生して接続が切れてしまったとします。

この状況でも対面で目の前にいるときならパソコンに詳しいスタッフが対処すれば良いのでしょうが、自宅からのオンライン参加だった場合には本人が対処するしか方法がありません。

その結果、大切な打ち合わせが中断…酷い場合には、途中解散もあるかもしれません(汗)

また、ここまで極端な出来事が発生する確率は高くないとしても通信速度が不安定になって話している途中で音声が途切れたり、映像がフリーズする…などの状況は、1時間で1〜2回は発生するものかもしれません。

今後、世の中で5Gが本格的に普及したり、オンライン関連ソフト(Skype、Zoomなど)の使用に慣れている人が増えてくるとこういった心配は減ってくると思いますが、今現在はまだまだリスクがある部分かもしれません。

そしてセキュリティーの面でも様々な課題が明らかになり、日々、最新バージョンに更新されているので、すべての人が安心して使える段階はもう少し先なのかなと感じます。

◆ご存知ですか?こんなオンラインサービス

広がるオンラインサービス

外出自粛が大切な今だからこそ、自宅での過ごし方を充実させるためのサービスが様々な分野で広がっているようです。

ここでは、その中から代表的なものの一部をご紹介してみようと思います。

インターネット検索などで、自分に合いそうなサービスを見つけてみることも気分転換の一つかもしれませんね(^^)

オンラインヨガ

オンラインヨガをする女性

通常の「ヨガ」だと“スタジオ”などと呼ばれる部屋に複数名が集まって一人のインストラクターから指導を受けるスタイルが主流だと思います。

しかしながら、コロナ影響で「密閉」「密集」「密接」の全てに当てはまってしまう…ということで参加する人数を制限したり、1レッスン終了毎に換気を行ったり、インストラクターから生徒さんへの接触を自粛したり…と様々な工夫をしているようです。

そんな中で大手ヨガスクールでも動画配信形式やテレビ電話形式の「オンラインヨガ」をスタートさせるような流れが増えています。

テレワークなどで身体が緊張状態になっていると心への負担も増えてしまいますので、気軽に始めてみるのはいかがでしょうか?

オンラインコーチング

ビジネススキル-図式を描いている手

以前から少しずつ広がっていたのですが、その流れが加速している印象があります。

「コーチング」と聞くと一部の団体による強引な勧誘や洗脳とも思えるような強制的な指導を連想してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが…

本来の役割としては、利用するご本人の「目標」を達成するためにモチベーションの維持をサポートしたり、手段を得るためのヒントを伝えたりというものが「コーチング」です。

「コーチング」という言葉と比較対象になりやすいのが「ティーチング」ですが、「ティーチャー」が学校の先生を連想させるような「正解を教える」ことを役割としているのに対して「コーチ」は、利用するご本人が「自分で気づく」ことをサポートしていきます。

この手法は、カウンセリングの中でも活用されることがありますが、より「目標」が明確にある場合には「コーチング」関連のサービスを利用してみることも方法の一つかもしれません。

具体例としては…

「英語のTOEICで◯◯点をとりたい!」など、目標が明確にある場合に勉強するための手段は大きく分けると2つあると思います。

一つは英会話スクールなど「学校」と呼ばれる場所で勉強する方法。

もう一つは本や通信教材を活用する「独学」という方法です。

前者の「学校」の場合は、「先生」がいることや「通う」必要があることからモチベーションを維持しやすく目標を達成するためのポピュラーな方法になっていると思いますが、その分、時間的な拘束が多く、費用も高い傾向があります。

それに対して「独学」の場合は、時間的な制約も少なく自分の好きな時間に好きなだけ勉強でき、かかる費用も教材代くらいなので気軽にスタートできる方法となります。

その一方で「自己管理」の難易度は高く、「モチベーション」が維持できずについついサボってしまったり…いつの間にか「やっぱり自分には必要のないものかも」という気持ちになってしまったりと継続していくことが難しいことも事実ではないでしょうか。

最近、注目が集まっている「オンラインコーチング」は、この「モチベーション維持」の部分を「コーチ」がサポートすることにより、学校で学ぶよりは費用を抑えながら、目標達成の確率は上げていくことができる方法として利用している方が増えているようです。

ちなみに…『カウンセリングこころの羽』としてもコーチングをベースにしたプランをスタートする予定で準備中です♪

心理カウンセリングを土台にしながら、幅広い体験をしていただける体制を作っていこうと考えておりますのでお楽しみに(^^)

オンライン診療

医師の写真-カウンセリングと病院の違い

これまでも再診などについては、対応できる医療機関があったようですが、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策として期間限定で初診についてもオンライン診療が利用できるようになりました。

心療内科、メンタルクリニックなどでも対応している医療機関があるようなので最寄の病院を探してみるのも良いかもしれませんね。

私自身では利用してみたわけではありませんが…基本的にはホームページ上で予約入力を行い、テレビ電話システムを活用した診察を受診することができるようです。

◆オンラインカウンセリングと対面カウンセリングの違いは?

アメリカでは一般的なカウンセリング

“オンライン”と言えば、オンラインカウンセリングも急速にご利用者さまが増加しているサービスの一つだと思います。

実際に『カウンセリングこころの羽』としても数年前からオンラインカウンセリングを実施しており、恐らく札幌市内だと比較的先駆けに近い立場なのかな…などと感じております。

以前は北海道内エリアの方や対面のカウンセリングをご利用いただいていた方が関東方面へ引越したことによりオンラインカウンセリングへ変更いただいたり…という流れが主流でした。

それが、ここ1ヶ月ほどで関東、関西はもちろん、九州から北海道北部まで全国の方々からご利用いただける状況へと変化しております。

オンラインカウンセリングのメリットとしては、他のオンラインサービスと同様、自宅にいながらにしてお悩み相談ができることとなります。

その一方でデメリットや注意点もありますので、目的に合わせて対面でのカウンセリングとの使い分けをしていただけると良いのではないかと思います。

オンラインカウンセリングを利用する場合の注意点としては、自宅での利用で他の家族も同居している場合には「話の内容が聞かれている可能性はないか(聞かれても大丈夫なお悩み相談内容なのか)」ということが大切です。

場合によってはカウンセリングの利用自体を家族には秘密にした方が良いこともあるかもしれません。

このような場面では、守秘義務はもちろん、プライバシーも守ることが出来る配慮をしている対面形式でのカウンセリングルームがオススメとなります。

また、対面での心理カウンセリングでは、夫婦カウンセリングやカップルカウンセリング、家族カウンセリングといった複数名でのご利用も可能となりますが、オンラインカウンセリングの場合は、少し難しい部分があるのかなと感じています。

この辺りは日々、研究を重ねておりますので、上手い解決方法が見つかるかもしれませんが、SkypeやZoomといったシステムを利用する以上、その機能や性能に依存せざるを得ないこともオンラインサービスのデメリットの一つかもしれませんね。

(企業の方向け)オンラインを提供する側としてのポイントは…

ステップを上る男性-カウンセリングこころの羽の成長のイメージ

冒頭にも書かせていただいた通り、新型コロナウイルスによる影響は、生活のみならず、日本全国の「仕事」にも広がっています。

ここからは、「仕事」としてオンラインビジネスを提供する場合に重要なポイントを3つにまとめさせていただきます。

「このままでは仕事ができない」と感じていらっしゃるフリーランスの方や事業主の方など、悩んでいらっしゃる方々にとって何かのヒントにしていただけますと幸いです。

①オンライン提供するためのインフラは整っているか

Webカメラやマイクといった機材やインターネットの通信速度は基本ですが、一番は決済の仕組みや利用者さんとのやりとりの流れが確立されているのかという点です。

とくにテレビ電話アプリなどは変化が早く、慣れた頃に操作パネルの配置が変わる…なんてことも少なくありません。

利用者さん側が戸惑う可能性もあるからこそ、提供する側はトラブル時にも対応できるように必要な知識を身につけておく必要があります。

また、利用者さんと一対一の場合には何とかなることも多いかもしれませんが、利用者さんの人数が増えると「進行役」と「エンジニア」を役割分担できる複数人のスタッフを確保する必要が出てきます。

②サービス内容以上に大切なマーケティングの仕組み

ご利用する立場の方にとっては、当然、「サービス内容」や「価格」など、そのサービスを受けるための“中身”が大切になることは言うまでもありませんが、提供する側の立場にとっては話が変わってきます。

もちろん、「サービス内容なんて、どうでも良いんだよ」というような無責任な話ではありませんのでご安心ください(汗)

実際にサービスを提供するうえで重要なことは、どれほど優れたサービスを提供できるとしても「お客様に知ってもらえなければ何の価値も生まれない」ということです。

私自身も最初に『カウンセリングこころの羽』をスタートさせた時点では、カウンセリング業界としてのマーケティング手法などは全く分からなかったので、当時在籍させていただいていたカウンセリングルームで多くの経験を積ませていただきました。

想定しているお客様がどのような流れでそのサービスを見つけ、実際に利用するに至るのか…いかに現実的に想像するのかが重要です。

③どの程度の期間、耐えられるのか

今回のブログでは、「キレイごと」を言うつもりはありません。

現実的な話として、「売上」が安定するまでの期間として、どこまで耐えられるのかということも大切なことだと思います。

これはマーケティングとも密接に関わる部分ですが、一つのサービスが世の中に受け入れられるまでには一定の時間がかかります。

その「成果」が出るまでに仕組みを維持継続できるだけの企業としての体力が必要なのは言うまでもありません。

「これからオンラインビジネスを伸ばそう!」と考えている方の夢を壊すことが目的ではありませんが、「やったけど、結局、反応ないじゃないか!」という絶望を感じる可能性を少しでも軽減するための大切な話題です。

終わりに

いかがだったでしょうか?

正直なところ、『カウンセリングこころの羽』としても新型コロナによる影響が無いわけではありませんし、カウンセリング業界のなかでは「挑戦者」の立場だと考えています。

このような背景もあり残念ながら同業他社さまに企業秘密をお伝えすることは出来ない…という現実的な面もあります。

そのため、少し具体性が薄い内容になってしまったかもしれませんが、もしも「もっと知りたい」「自分の考えているビジネスについてヒントが欲しい」という方がいらっしゃいましたら『自己実現サポートプラン』で私、岡本をご指名いただけると嬉しいです。

もちろん、すべての業界で「成果」を出します!などという無責任なことを言うつもりはありませんが、私の場合…心理カウンセラーというお仕事をさせていただく前には「経営コンサルタント」の資格取得を目指して勉強していたことがあったり、広告代理店での勤務経験があったり、自分自身も経営者として日々工夫と改善を重ねている立場だったり…と何かお力になれる部分があるのではないかと思います。

後半では少し話が脱線してしまったかもしれませんが…新たに広がっていく「オンラインサービス」の可能性に期待しながら、このコロナ対策の苦しい時期を日本国民一丸となって乗り越えて参りましょう!

『カウンセリングこころの羽・札幌中央店』岡本教兵

P.S.

『カウンセリングこころの羽』では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で増加するストレスへのメンタルケアにも活用いただける「オンラインカウンセリング」(電話、Skype、Zoomによるお悩み相談)を全国の方に向けて提供させていただいています。

様々なお悩み相談ができる心理カウンセリングをご自宅からご利用いただけますので、お気軽にご活用ください。

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